秘伝のワザ®

鉄鋼向けシステムの運用・開発で鍛えられてきた
システム再構築のリスクを最小限する「ワザ」

システム再構築のリスクを最小限する「ワザ」

基幹システムの再構築には、プロジェクト完了を脅かすさまざまなリスク(見えるもの・見えないもの)が多数混在しており、それらを克服しないと成功を導くことはできません。当社は今までに数多くの基幹システム再構築を実施してまいりました。その数と規模は、2004~2014年で11プロジェクト、6,260人月にのぼります。『秘伝のワザ®』は、当社が今までの基幹システム再構築案件で蓄えた、プロジェクトにおけるさまざまなリスクを最小化するためのノウハウ・方法論・ツール等を体系化したものです。『秘伝のワザ®』によって、基幹システム再構築がより確実に、より安全に実施され、お客様の成功にお役に立てるものと確信いたしております。

長期間利用されている基幹システムの再構築に潜むリスクとは

長期間利用されている基幹システムの再構築に潜むリスクは以下のようなものがあります。

特性と問題点

リスク

  • 業務運用に精通したエンドユーザーが減少し、仕様が決まらなかったり、誤った仕様が実装される。
  • 長年の改善の積み重ねにより、不要システムやロジックが存在し、システムの複雑化や解析の困難さを招く。
  • せっかく再構築したのに、保守の生産性が向上しない。
  • 長年の仕様追加で、機能が多様化し、要求内容をすべて満たしているかの確認が難しい。

基幹システムは導入されてから10年、20年と運用されます。その利用期間が長ければ長いほど、システムの再構築時には上記のような問題が発生しやすくなります。

基幹システム再構築のリスクを最小限に抑える6つの『秘伝のワザ®』

基幹システム再構築におけるプロジェクトリスクを、コベルコシステムの『秘伝のワザ®』により最小化いたします。

基幹システム再構築のリスクを最小限に抑える6つの『秘伝のワザ®』
其の一『事前検討局面』による業務の見える化

お客様と弊社が共同で現状分析を実施し、システム仕様・スコープの確定、共通理解に基づくプロジェクト計画書の作成を行うことにより、要件定義において業務やシステムの知識不足から生じるスコープの拡大を回避します。

其の二『システム機能棚卸』によるスリム化

要件定義局面において、不要なプログラムを棚卸し、肥大化したシステムをスリム化することで、本来システム再構築の狙いの一つである保守費用の削減やシステムの複雑さの解消を図ります。

其の三『仕様管理システム』による仕様漏れ防止と品質向上

膨大なシステム仕様の検討経緯と検討状況を統合的に管理することにより、システムの仕様検討の効率化と保守・改善局面でのシステム品質の向上を目指します。

其の四『特別処理の洗い出し』と『外部パラメータ化』

特定顧客からの特別要望や法改正に伴う緊急変更要請に対して、対応コストやスピードを優先した特別処理を抽出、マスター化し、保守・改善作業の効率化とリードタイム効率化に寄与します。

其の五『現行機能継承』のための設計ガイド

ブラックボックス化した現行機能の設計・開発ガイドを提供し、ガイドに沿った設計・開発することで、現行システムからの機能継承漏れを防止し、保守・改善の効率化に繋げます。

其の六『現新比較検証』をベースにした開発プロセス

設計局面からテスト計画作成や既存データの事前取得を行なった上で、ツールを活用した現新比較検証局面を実施します。これにより、システムテスト時の手戻りやサービスイン後の品質トラブルの回避を図ります。

基幹システム再構築のリスクを最小限に抑える6つの『秘伝のワザ®』

これら秘伝のワザ®により、増加しがちな開発工数を必要最小限に抑えることができます。

周りから高い評価を得ている『秘伝のワザ®』

コベルコシステムが現在までにIBMユーザー研究会で発表してきた基幹システム再構築に関連する論文もお客様から高い評価を得ています。それらは『秘伝のワザ®』を構成する当社のノウハウをもとに作成されました。『秘伝のワザ®』で優れたサービスをご提供いたします。

基幹システム再構築関連論文

当社の「秘伝のワザ®」を公開した論文は、高い評価を受けています。

基幹システム再構築関連論文