mcframe生産管理・販売管理・原価管理

mcframe生産管理・販売管理・原価管理

mcframeは、製造業の多種多様な企業課題に対応する基本機能と高い柔軟性をもつ基幹業務パッケージです。生産管理・販売管理・原価管理からグローバル経営マネジメントまで、製造業種を問わず幅広く利用できます。

mcframeが選ばれる理由

製造業に特化した国産基幹業務パッケージ(mcframe)に
コベルコシステムが独自の付加価値を盛り込んで提供

mcframeは、ビジネスエンジニアリング株式会社(B-EN-G)が開発した純国産の製造業向け基幹業務パッケージです。同製品は、製造業における業務ノウハウが集約された豊富な各種機能に加え、個別要件に合わせた柔軟なカスタマイズが可能です。さらに必要な業務範囲のみ選択できるモジュール個別導入にも対応しています。

mcframeの導入実績を示した図

1.製造業における業務ノウハウが集約された豊富な機能

製造業における業務ノウハウが集約された各種機能により、お客様の多種多様なニーズに幅広く対応します。内部統制および各種法規制のほか、多言語・多通貨・多拠点などグローバル要件にも対応。複数のグループ企業のデータを1つのデータベースで管理することもできるので、グローバル統合のためのシステム基盤としても利用可能です。

mcframeの機能を示した説明図

mcframeの機能

2.独自の業務要件にも対応できる柔軟性・拡張性

mcframeは、あらかじめ汎用的な業務機能を備えており、加えて個別ニーズに対しても柔軟なカスタマイズが可能なパッケージですが、その秘密は「フレームワーク構造」にあります。

企業独自の要件や業務プロセスを実現したいが、標準機能だけでは満たせない場合、アドオンとしてパッケージ基本構造の外に作りこむケースが一般的です。一方、mcframeでは業務機能をフレームワーク上に「部品」として構成しているため、こうした要件に対応する場合も、フレームワーク上に追加開発し「部品」として積み重ねていきます。これにより、標準機能との区別なく、フレームワーク上の部品全体をシームレスに連携させることができます。さらに、追加開発に際しては、プログラム自動生成のツールを活用することで、生産性の高いカスタマイズ対応が可能です。

mcframeの導入では、豊富な機能を最大限に活用した「パッケージフィット指向アプローチ」と、個別ニーズに柔軟に応えてフィットさせていく「カスタムメイド指向アプローチ」を取ることが可能です。

コベルコシステムでは、お客様にとって最大のベネフィットが得られるよう、それぞれのメリットを取り入れた最適な導入アプローチを提案します。

パッケージフィット指向アプローチとカスタムメイド指向アプローチ

3.導入バージョン永続保守により“企業と共に成長するシステム”を実現

パッケージのバージョンアップには相応の費用がかかるものですが、mcframeでは過去バージョンのサポート打ち切りやバージョンアップの強制がなく、導入いただいたバージョンについては永続的に保守を行います。また、純国産製品ということもあって、問い合わせやご相談に対してもスピーディかつ柔軟に対応。“企業と共に成長するシステム”として末永く利用することができます。

4.必要な業務範囲のみ、モジュール個別導入が可能

mcframeは「Best of Breed(適材適所)」型のパッケージであり、原価管理など必要なモジュールのみを個別に導入することが可能です。また、コベルコシステムでは原価単独導入の専用方法論(原価導入メソドロジー)も用意しており、短期・低コストで確実な導入を支援します。

EDI、需要予測、生産スケジューラー、MES、PDM・PLM、会計システムなどの専用連携アダプターも用意されているため、既存システム・周辺システムとシームレスな連携が可能です。また、業務機能の部品はWebサービスとしても利用でき、外部システムとWebサービスのシームレスな情報連携を実現します。


コベルコシステムの強み

コベルコシステムでは、2007年よりB-EN-Gとの緊密なパートナーシップのもと、数多くの製造業のお客様にmcframeの導入をサポートしてきました。そこで培った導入方法および独自の各種テンプレート群を活用することで、製造業の価値創出を実現する適材適所型ERPの構築をはじめ、お客様の課題解決・事業発展に即したシステムを実現します。また、コベルコシステムには業界トップクラスを誇るコンサルタント・資格保有者が常駐しており、質の高いサービスを提供することが可能になっています。

mcframeを中心とする基幹業務システム構築の概要図

コベルコシステムだから可能な“ワンストップサービス”と確かな実績

コベルコシステムでは、その源流である神戸製鋼所から受け継いだ「ものづくりや品質へのこだわり」と、IBMの持つ「優れたITノウハウやプロセス」を融合させ、お客様の多様なニーズに対応しています。製造業の現場で積み重ねた知識と経験、高度なシステムの企画・設計・開発・保守・運用のノウハウ、グローバルなシステム構築の実績をもとに、コンサルティングからシステム開発、運用サービスまで、お客様に最適なソリューションをワンストップで提供できるのはコベルコシステムだからこそです。

また、コベルコシステムは、開発元のビジネスエンジニアリング株式会社(B-EN-G)が毎年主催する、「mcframe」ビジネスへの貢献度や、顧客満足度などにおいて、極めて高いパフォーマンスを発揮したパートナー企業を表彰する「mcframe Award 2024」において、最高賞である「Partner of the Year」を受賞しております。

※これまでの受賞歴
「Project of the Year」や「Excellent Partner」をはじめ、各種賞を通算14回受賞しており、今回で15回目の受賞となります。
2008年 Take Off Award
2009年 Excellent Partner賞
2011年 Excellent Partner賞
2012年 Excellent Partner賞
2013年 Project of the Year賞
2014年 Excellent Partner賞
2016年 Excellent Partner賞
2017年 Excellent Partner賞
2018年 Technical Award
2019年 Excellent Partner賞
2020年 Excellent Partner賞
2021年 Project of the Year賞
2022年 個人賞
2023年 Promotion Award
2024年 Partner of the Year

当社によるプラスα:PLUSFACTORY

mcframe 製造業向け適材適所型ERPインテグレーション: PLUSFACTORY

PLUSFACTORYは、ビジネスエンジニアリング株式会社(B-EN-G)が開発した純国産の製造業向け基幹業務パッケージ"mcframe"をコアとし、会計パッケージとコベルコシステム独自の「製造・物流現場ソリューション」、「経営/更なる見える化ソリューション」を組み合わせた、製造業の価値創出を実現する『適材適所型ERP』を構築するソリューションです。

※PLUSFACTORYの説明はこちらimg_mcframe12_r7.png

例えば、【PLUSFACTORY MOBILE:工場・倉庫実績収集テンプレート】により収集された精度の高い実績情報を、【PLUSFACTORY BI 経営情報KPIテンプレート】で深く正確な分析をおこない、分析から得られた知見や改善アクションを現場にフィードバックすることが可能です。

PLUSFACTORYを用いた情報収集とフィードバックのイメージ図
製造・物流現場のデジタル化促進
【PLUSFACTORY MOBILE:工場・倉庫実績収集テンプレート】

コベルコシステムでは、mcframeへの入力端末としてハンディターミナルやタブレットを活用した、製造物流現場向けの実績入力システムの構築テンプレートを保有しています。ハンディターミナルやタブレットを利用することにより、現場での入力作業効率化やミス防止といった効果が期待できます。製造・物流現場の情報を正確かつリアルタイムに連携することで、サプライチェーン全体のデジタル活用も促進します。

PLUSFACTORYを用いた情報収集とフィードバックのイメージ図
経営分析および現場活動へのフィードバック
【PLUSFACTORY BI:経営情報KPIテンプレート】

mcframe原価管理の情報を、BIツールによって可視化するコベルコシステム独自のテンプレートです。経営指標に対する部門活動の貢献を可視化することで、経営判断の迅速化や現場の業務改善の課題分析に活用できる仕組みを提供します。

経営指標に対する部門活動の貢献可視化の効果

経営指標に対する部門活動の貢献可視化の効果

経営情報KPIテンプレートで拡張される分析情報を示した図

経営情報KPIテンプレートで拡張される分析情報

PLUSFACTORY CORE:mcframe導入方法論

これまで多くのmcframe導入プロジェクトを手掛けてきたコベルコシステムでは、その経験をもとにして、mcframe標準の業務説明ドキュメントセット「PowerStart」に独自の導入方法アプローチを結合させた実践的なmcframe導入方法論「Project Methodology for mcframe」を確立しています。

mcframe導入方法論

この導入方法論を適用することで、mcframeが提案する最適業務フローを想定した上で、スピーディに要件を抽出し、全てのシステム導入作業を明確化。効率的にパッケージ導入を進めていくことができます。お客様は初期段階から業務イメージと利用機能を体感しながら要件の抽出・検証を進めることができるため、効率的で抜け・漏れのないパッケージ導入作業が可能となります。

また、業務パッケージ導入における難しさの1つに追加開発の予算コントロールがありますが、こちらも上記の導入方法論を適用することで、要件抽出の作業を進めながら、お客様は追加開発規模の増減度・パッケージ標準の適用度をタイムリーに認識することが可能です。コベルコシステムはお客様が望まれている着地点・目標を共有し、納得感の高い予算コントロールをサポートします。

導入方法論を適用するメリット
  • mcframeが提供する日本の製造業に適応した豊富な標準機能の最大限活用
  • 初期段階から実運用をイメージできるプロトタイプならびに検証モデルを構築可能
  • 文書テンプレートにより文章化工数の削減と品質確保 〔PowerStartドキュメント+コベルコシステム独自テンプレート〕
  • プロジェクト管理用の各種テンプレート適用によりプロジェクト品質/進捗/予算/リスク状況をタイムリーに可視化
  • 導入・検証作業についてもお客様の視点からサポート

移行支援ツール「BatchInput」

「BatchInput」はmcframe専用の移行支援ツールです。データ移行時の作業負荷、特に準備・確認作業の手間を大幅に軽減し、高品質なデータ移行を実現します。mcframeのあらゆるデータ登録画面に対応しており、かつ入力操作を完全に自動化しているため、複雑なデータモデル構造、リレーションの整合性などを意識する必要はなく、Excelで事前準備しておいたファイルを取り込むだけで、データ移行を簡単かつ確実に行えます。エラーチェックにより不正なデータ登録をシャットアウトするため、移行後のデータの不整合に悩まされることもありません。

当ツールは、標準画面はもとより、アドオン開発した画面、部分的にカスタマイズした画面においても利用できる自動操作ツールです。移行作業のほかにも、設計変更・単価変更・新商品開発時のマスター一括登録/変更入力、受注伝票など、入力件数の多いデータの一括登録にも応用可能です。

移行支援ツール「BatchInput」

適用例

これまでのコベルコシステムによるmcframe導入実績のうち、特徴的な例を幾つか紹介します。

変化対応力に優れたシステムを構築、複数拠点への一括導入と短期ロールアウトを実現

A社(組立加工・精密機械)は、稼働中の生産管理システムの老朽化と属人化、システムの分散化などが課題でした。そこで業務の標準化・効率化を目指しmcframe(生産管理・原価管理)を国内外の製造拠点へ一括導入。三段階発注(内示・予約・確定)、国内外拠点のサプライチェーン化による最適生産計画・在庫マネジメント、多階層BOMおよび品目情報の一元管理、シングルインスタンスでの統合運用など、将来的な生産体制の変化に追従できる変化対応力に優れたシステムを構築。稼働後には3カ月の短期間で海外拠点へのロールアウトにも成功。国内外複数工場で標準化された生産管理体制を確立しています。

連産品、成分分析、実貫重量での売価決定など、プロセス業特有の各種業務に対応

B社(プロセス・非鉄金属)は2000年に現在のシステムを導入しましたが、事業環境・事業範囲の拡大にシステムが追随できなくなっていました。そこでmcframe(販売物流・生産管理・原価管理)を導入、柔軟なフレームワーク構造、コベルコシステムが持つ鉄/非鉄金属加工業のノウハウを活用し、パッケージでは対応できないプロセス製造特有の各種業務に対応しました。さらには情報分析(BI)ツールと連携することで、経営情報の迅速な開示を実現しています。加えて、ハンディターミナルでの実績収集による業務の効率化及び精緻な実績情報の連携を実現しています。

mcframeのフレームワークを活用し、レガシーの基幹システムを近代化

C社(組立加工・住宅設備)のホストシステムは、30年にわたって改修を重ねてきた結果、老朽化・複雑化が進んでおり、保守性の低下も伴ってビジネスリスクとして顕在化していました。そこで、独自性の極めて高い業務機能を、機能仕様は現行踏襲のままでmcframeフレームワークの部品化技術により再構成。システム基盤はJava EEベースのオープン基盤へ刷新することで、保守性の向上・運用コストの大幅低減、パフォーマンスの向上を実現しています。

需給調整業務の集約化により、需要変動への対応スピード向上と在庫の適正化を実現

D社(組立加工・電子部品)は、多品種少量生産のため需要変動に即応した生産計画調整・資材調達が難しく、無駄な在庫が発生しがちでした。そこでmcframe(生産管理・原価管理)を導入し、生産・需要・在庫(PSI)の可視化と計画サイクルの短縮、生産計画と連動したタイムリーな資材購買などを実現。得意先のシステムとも連携し、需給調整業務の集約化と情報共有、そして計画調整サイクルの短縮によって需要変動への対応スピードの向上と在庫の適正化を実現しています。さらに今回のシステム刷新では、ハンディターミナルによる実績収集機能も構築しており、業務の効率化及び精緻な実績情報の連携を実現しています。


ダウンロード資料

自社の強みを生かして利益を創出する「適材適所型ERP」への移行のすすめ

変化の激しい市場で製造業が生き抜くためには、自社の強みを明確化し、さらにそれを磨き続ける必要があります。その上で重要な役割を担う要素の1つが基幹業務システムです。本資料では、企業の個性や市場の変化に柔軟に合わせられる「適材適所型ERP」のメリットや導入の秘訣を探ります。

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資料の内容
  • 「オールインワン型ERP」と「適材適所型ERP」の違い
  • 「適材適所型ERP」のメリット
  • 「適材適所型ERP」の導入を成功させるために大事なこと

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